◆小鳥とわたし
なんだか無性に生きものをスケッチしたくなった日
「うずらをスケッチしたいな」とつぶやいたら、
「うずら? あるよ。」
と摑み取りでスッと差しだす寿司屋の大将…でなく、友人
のところへ行った日のこと。
うずらは、以前スケッチしたことのあるカマキリより動きがせわしなく、鳴き声や表情もハッキリしている。
でも、こちらの気持ちを汲み取る気はなさそうだった。
雛は温かく、小さく、ほわほわしていた。
正に「守ってあげたい」をかき立てる色とフォルムだ。
「呑気にスケッチできるなんて暇で良いことね」
と言われそうだが、自分とは違うかたち、生きているものを近くに感じることは本当に勉強になる。
ここ最近の日常の変化も手伝って、観察したり、静かに描いたり彫ったりしてないと自分がどうにかなってしまいそうだ。
正気を保ちつつ、コツコツ生きてやる。
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