銅版画

版画用紙のウラのシミ版画用紙の裏についたシミの正体

シミの原因は、板張り用の木から出るアクである。

銅版画を制作するにあたって、版画用紙は、予め水に浸して湿らせておく。
これは、銅版の凹凸にフィットするよう、版画用紙 ...

銅版画

以前、銅版画技法のひとつである「エッチング技法」についてブログに書きました。

◇エッチング技法と、印刷の工程を記録した過去の記事はこちら

 銅版画の作り方 エッチング技法の制作工程を紹介

今回は「雁 ...

オンライン展,銅版画

『STONE no.8』博物館でみつけた丸い石

なぜ、遠足先でこの「石」を買ったのかはわからない。

「砂漠の薔薇」

名前の響きと、スライスしたアーモンドがみっちりとくっついているように見える形が、おもしろかったの ...

オンライン展,銅版画

『薊の家』好きなモチーフの話

薊(アザミ)にはなにかと縁がある…
と、勝手に思っている。

幼いころの夏に見た薊は、濃い緑の中で棘だらけの葉や茎に支えられて咲いていた。

ピンクがかった明るい紫色の花。

オンライン展,銅版画

『王国の春』「男性をモチーフにして描かないよね」の一言

ふてぶてしいくらいに自信に満ち溢れた人を描きたい。

確か、そんな気持ちで彫っていたように思う。

「あまり男性をモチーフにして描かないよね」
と学生の ...

オンライン展,銅版画

『海の骨』海の骨

「海の骨」は2009年の制作。

暗い海のなかで、何かが漂っている。

漂う、とか、横たわる、という表現が好きなのかもしれない。
おそらく、自分がうまく漂ったり横たわったりすることが「できな ...

オンライン展,銅版画

『羽化の部屋』版画は自分を写すもの

どんなにこちらが熱くなっても、銅版画は”冷たい”。

刷り上がりは、いつも淡々としている。
左右反転して現れる表現の跡は、その時の自分のコンディションそのものだ。

「人が ...

オンライン展,銅版画

「作品について説明する」ことのモヤモヤ

ホームページ上で銅版画のオンライン展『Square』(2022.4.15.fri.~5.15.sun.)を開催した。

「この部屋に、なにか1枚飾ってみる」

という、のんびり ...

銅版画

銅版画とは、コツコツと作る超アナログな印刷技法

「どうやって作るんですか?」

個展をしていた初めの頃、よく質問された気がします。

銅版画とは、

・うすい銅板の上に特殊な保護液を塗る
・ニードル ...

オンライン展,銅版画

こちらのブログでは、春のオンライン展作品たちのエピソードを、当時の制作の事を思い出しながら記録していきます。

物語への熱気?きらめく煙が、夜の砂漠を包み込むイメージの銅版画アラビアンナイト

『アラビアンナイト』は、2008年 ...