◇銅版画を作る前の、作り方②₋2-自作した道具を使ってみよう-
自作した連発ニードルを使ってみる

今回、2026年夏号の『版画芸術』で紹介されていた「道具を自作する」の記事を参考に、
8連ニードルと5連ニードルを自作しました。
道具が完成したら、実際にどんな線が刻めるのか試してみたくなります。
そこで、さっそくテストピースを作って、その描き味や線の表情を確かめてみました。
まずは、5連ニードルから



つづいて、8連ニードルを使ってみる


腐食した版を、いよいよ刷ってみる

腐食は概ね成功しています。
版画用紙へ刷りあげてみました。

結果とわかったこと

5連も8連も、ニードル1本で彫るときとは違った表現ができました。
同じ模様を繰り返したり、線を重ねたりする表現には、とても面白い道具だと感じます。
一方で、実際に使ってみると課題も見えてきました。
連発ニードルは、針を束ねる際の精度がとても重要です。
少しでも針の長さや角度が揃っていないと、板に当たらない針が出てしまいます。
より正確な点や線を彫るには、針の太さや固定する角度まで気を配る必要がありそうです。
「道具のほうが人が出ますな(笑)」
実際、8連ニードルは8本の線が出るはずなのに、きれいに出たのは3~5本ほど。
5連ニードルも、点描を打つときは思った以上に気を使い、ときどき1本だけ線が彫れていないこともありました。
絵を描く道具を作ったつもりが、使ってみると
「道具作りのほうが作り手の性格や技術が表れるなあ」と実感する結果になりました。

参考にした本はこちら
◇版画芸術 2016 夏号 No.212はこちらから購入できます
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https://www.abepublishing.co.jp/






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