書評

一度読むとクセになる
二度読めば口ずさみたくなるフレーズがたくさん

わたしの幼少期におけるバイブルのひとつ。
『ことばあそびうた』

谷川俊太郎さんが織り成す、巧みで、思わず笑ってしまう言葉の連なり。

書評

知らない人だなと思っていても、どこかで繋がる感覚

第一印象は

「知らない人だなー。」でした。

正直に言うと、詩人・田村隆一という名前を見てもピンとこなかった。

『言葉なんかおぼえるんじゃなかった』を手 ...

書評

「宿題ね」と渡された1冊に、アレ?コレジャナイ感

師匠から

「宿題ね」

と時々本を貸し出される。
※師匠については以前のブログに書きました。

今回は絵本だ。

アンデルセン童話「絵の ...

書評

『Scope』 桑原弘明作品集 平凡社スコープたちをこの目で覗いてみたい

『Scope』は、美術科の先輩が貸してくれた、借りるのも、保管するのも、返すのも緊張する1冊。

「スコープ」と呼ぶ箱たちを収めた、桑原弘明さんの作品集 ...

書評

『美しい痕跡』
タイトルそのままをあつらえたような表紙手書きの文字を見る機会が少なくっていると嘆かれる今。
ありがたいことに「どちらも使える楽しさ」を味わっている。

『美しい痕跡』は、装幀と、タイトルに一目ぼれして買って ...

書評

表紙の絵は藤原マキさんじぶんの「やりたいこと」「やりたくないこと」が、よくわからなくなったときに出会った本

『ぼくは本屋のおやじさん』との出会いは、とある喫茶店のカウンターの本棚から偶然手に取っただけなのだけれど、

「まさに ...

書評

装幀の美しさと、読んだ時の空気感にぎゅっと心をつかまれた表紙

トーベ・ヤンソンの短編集全8巻の中から、わたしが気になって図書館で借りた順番で紹介する。
今回は、第2巻『誠実な詐欺師』。

図書館の棚に鎮座していたこの短 ...

書評

タイトルにひかれて最終巻から読んでしまったトーベ・ヤンソンの短編集

外国では、ロックダウン前に長蛇の列ができた店舗の一つに本屋さんがあったそうだ。

確かに、「家で、ひとりで、おしゃべりも必要ない、一緒に過ごせる相棒」として、 ...

書評

表紙のインパクト、強め。わたしの本棚にあるなかで一番タイトルの長い本

『雨の夜にカサもささずにトレンチコートのえりを立ててバラの花を抱えて青春の影を歌いながら「悪かった。やっぱり俺…。」って言ってむかえに来てほしい。』

長い ...

書評

懐かしくてどこかサミシイ、をちょっとずつ味わう感じ表紙と目が合う

『死ぬまでに行きたい海』は、読み進めていくうちに、これこそ「今読みたい本」だと思った。
読み終わって、「後から何度でも、どの章からでも読んでしまう本に出会った」と ...