◆祖母との思い出

2021年2月24日

ジュウベーちがい

いまは亡き愛猫

子どもの頃、実家では祖母がシャム猫を飼っていた。

おシャムな彼は、みんなから

じゅーべ~、じゅーべ~や~」

と呼ばれていたので、てっきり柳生十兵衛から名をとったのだとばかり思っていた。

彼亡きあと、なんとなくその話になったら、

ちっがうわよ!ジューヴェよ、ルイ・ジューヴェのジューヴェよ。」

と名付け親の祖母に訂正された。

誰じゃそれ…。となったまま、孫の私は特に深めもせず時は過ぎ、今さらながら思い出してDVDを取り寄せた次第です。
ルイ・ジューヴェ出演の「どん底」

ジャン・ギャバンも出ています。)

鑑賞を終えて

シャム猫につけるくらいだから薄々気づいてはいたのだが、祖母よ、このひと…。

むちゃくちゃ素敵でないですか。

現代の表現でいうならば「推せる」。
モノクロ画面なのに、彼のまわりにシャム猫的な耽美な色彩がぶわーっと見える。
(ような気がする)

祖母とあの時、一緒にキャッキャしたかった…。
いやはやしかし素敵でないですかルイ・ジューヴェ。
死せる祖母、生ける孫を惑わす。

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どん底(1936) [DVD]

作品ウェブサイト

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