◆【ミュージアムショップ】 どこへもいけなくて、夏
ミュージアムショップは楽しい
今年あきらめて見おくった美術館の企画展示の多いこと。
憂いでいるなか、ミュージアムショップサイトを見はじめたら、改めてわかったことがある。
ミュージアムショップが好きだ。
買うのも、見るのも好きだ。
そこの美術館の常設、所蔵品で主将級のものが、愛あるデザイン会社によって生まれたであろうグッズが並ぶとときめく。
ポストカードひとつとっても楽しい。
なぜグッズ化にその作品を選んだのか。
なぜその大きさや配置でつくったのか。
この紙は書き心地がよさそうだ。
など、見ていてたのしいところがたくさんある。
昔のポストカードや一筆箋の紙質って、ツルツルしていて、ボールペンやゲルインクペンで書くと、なかなか乾かないものがあった。
埋めこむように書くと、紙が文字の線ごと凹む。
「新しく作ればいいじゃない」
ってなりそうですが、大人の事情(というか業務上)でそれはできない。
とかく地方の美術館ともなると、なかなか新しいものは作れない。
一時期そういうところで働いていたのでなんとなく察せてしまう…。
脳内ミュージアムショップをつくる
友人と
「今回の展示で、ミュージアムショップにどんなグッズが並んでいるか。」
を妄想してお互い話すうち、入館列に並んだ待ち時間があっというまに過ぎてしまったことがある。
企画展は、上野の「怖い絵展」だった。
内容は
クリアじゃないクリアファイルについて。
画入れどころボカシ一切なしの一筆箋あるある。
上司の机の上に置くメモとして使うならどの柄をセレクトするか。
だった。
友達同士の会話がリアルにできた頃はよかった。
自粛期間中の物欲と妄想が、よくない化学反応をおこしていた。
地元静岡…地獄の門を、アル■ォートとコラボして、レリーフチョコクッキーとか、収蔵しているピラネージの牢獄シリーズで
「濃さ2B以上EXまでのオリジナル真っ黒鉛筆セット」
とかあったらな~。
など、妄想はとめどもない。
※後日訪れたところ、ロダンの考える人を模した「考えるチョコレート」を発見しました。
市内のチョコレート専門店Concheとプラモデルのプラッツとのコラボ商品でした。
脳内だけでは限界がある。
秋から冬の季節は、毎年友人と美術館に行っていた。
その後ちょっとお茶しながら
それぞれのお気に入りの作品とか、
作家のアレなところとか、
学芸員さんの苦労へ思いをはせたりとか、
ミュージアムショップのグッズのツボとか、
とりとめもなく話して、話したりなくて結局一泊して…これであと半年は頑張れるよねっ…。
て言ってたのが昨年の秋口だから…もうすぐ充電が切れてしまう。
はやく、みんなの暮らしがととのって、おでかけしたいなあ。
須藤萌子の銅版画、ドローイング作品、ワークショップイベントを紹介するサイトです。
こちらもご覧ください。
https://sudohoko2016.wixsite.com/sudohoko
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません