◆「にゅあんす通信」須藤萌子の制作・暮らし 2025-冬-
本年最後の展示は浜松市にて。
あんなに長かった夏が嘘のよう。冬はやっぱり巡ってきました。
温かくしてお過ごしですか?
現在静岡県浜松市にて開催中(2025.11.21~12.7まで)の個展「Stones」は、
初日から最終日まで、よい雰囲気に包まれ閉幕しました。ありがとうございます。
浜松は学生時代、社会人時代ともに大変お世話になった地でして、風景が変われど人は変わらず、
戻って来ると安心感を覚える場所です。
そんな場所で展示の拠点があることは、たいへんありがたいです。
自分だけではどうにもならないことが、たくさんあるんだなと知った年
長い見出しのごとく、本当にその通りのことを感じた1年でした。
「どうにもならないこと」は色々で、自分の体調のことだったり、季節の変わり目だったり、
人との出会い・お別れだったりと様々で。
気づくのが遅いー、と思われた方は、かなりの手練れですね。人生の師よ。
そのようななかで、制作や展示ができたことはありがたく、味わいながら
過ごすことができたと思います。
「なんとかなる」を受けとめる歳に
10代の頃、大きな森の精霊のような恩師がゆっくりとした口調で「なんとかなる」と声をかけてくれたことを
思い出しました。すぐに答えや結果を求めがちの私には、いまいちピンと
来なかったのですが、今まさに「なんとかなる」と言い聞かせて制作や展示の準備をしている時が
あり驚いています。
少しは心が柔らかくなって、過去からの言葉を受け取れるようになったのかもしれません。
寒くなってきたので、大きなプレス機と腐食液コーナーは制作締めをして道具の手入れを
する期間に入ります。温かくなるまで道具の手入れや作品資料の整理をする冬は、
次の創作へ向けての楽しい期間でもあります。
2025年も残すところわずかですが、蜜柑を食べつつ、緑茶を飲みつつ過ごします。
それではみなさま、良いお年をお迎えください。






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