◆名画を模写 『マハナ・ノ・アトゥアー神の日』ポール・ゴーギャン 『ゆる模写カレンダー2021』 8月

2022年2月22日

『マハナ・ノ・アトゥアー神の日』ポール・ゴーギャン
タヒチへ思いをはせる

8月を飾るのは、『マハナ・ノ・アトゥアー神の日』ポール・ゴーギャン

タヒチを描いた色彩が、8月を飾るにふさわしい、と思い選びました。
(ゆる模写はモノクロなのですが。)

パリで生まれ、海軍、株の仲買人を経て、画家として本格的に活動するのは25歳を過ぎてから。
55歳で生涯を終えるまでに残した作品の濃さ、そして波乱の多さに驚きます。

その作家の企画美術展へいくと、大抵年表が用意されているのですが

この年齢で、もう○○している、とか
まだ○○していない、とか。

変な見方をしてしまう自分が嫌で一時期見なかったのですが、最近はそんな思春期(?)も通り越し、その作家としての流れを受け止めるようになりました。

ゴッホと仲たがいした人、という印象が強かったけれど…。

ゴッホとゴーギャン。
彼ら、どちらかの企画展をすると、必ず「ふたりが袂を分かつエピソード」がでます。
南フランスに理想の芸術家村を作って、孤独な制作から脱したかったゴッホ。
とりあえず、ゴッホの弟のテオに出資してもらって冬の間、快適に制作生活がしたかったゴーギャン。

ああ。絶対うまくいくはずがないよ、と思うし、
自分がどちらかの友人なら
「ほどほどにしなよ」
と言いたくなります。

決裂したときゴーギャンの年齢は40歳。
まあ、曲げないですわなー…と妙に納得したのでした。

作品ウェブサイト

須藤萌子の銅版画、ドローイング作品を紹介するサイトです。
こちらもご覧ください。
https://sudohoko2016.wixsite.com/sudohoko