◆名画を模写 『マハナ・ノ・アトゥアー神の日』ポール・ゴーギャン 『ゆる模写カレンダー2021』 8月
8月を飾るのは、『マハナ・ノ・アトゥアー神の日』ポール・ゴーギャン
タヒチを描いた色彩が、8月を飾るにふさわしい、と思い選びました。
(ゆる模写はモノクロなのですが。)
パリで生まれ、海軍、株の仲買人を経て、画家として本格的に活動するのは25歳を過ぎてから。
55歳で生涯を終えるまでに残した作品の濃さ、そして波乱の多さに驚きます。
その作家の企画美術展へいくと、大抵年表が用意されているのですが
この年齢で、もう○○している、とか
まだ○○していない、とか。
変な見方をしてしまう自分が嫌で一時期見なかったのですが、最近はそんな思春期(?)も通り越し、その作家としての流れを受け止めるようになりました。
ゴッホと仲たがいした人、という印象が強かったけれど…。
ゴッホとゴーギャン。
彼ら、どちらかの企画展をすると、必ず「ふたりが袂を分かつエピソード」がでます。
南フランスに理想の芸術家村を作って、孤独な制作から脱したかったゴッホ。
とりあえず、ゴッホの弟のテオに出資してもらって冬の間、快適に制作生活がしたかったゴーギャン。
ああ。絶対うまくいくはずがないよ、と思うし、
自分がどちらかの友人なら
「ほどほどにしなよ」
と言いたくなります。
決裂したときゴーギャンの年齢は40歳。
まあ、曲げないですわなー…と妙に納得したのでした。
ゴーギャンをもっと知りたい方はこちら
ノアノア (ちくま学芸文庫)
もっと知りたいゴーガン 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
作品ウェブサイト
須藤萌子の銅版画、ドローイング作品を紹介するサイトです。
こちらもご覧ください。
https://sudohoko2016.wixsite.com/sudohoko
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