◆名画を模写 『プリマヴェーラ』ボッティチェリ 『ゆる模写カレンダー2021』 4月

2022年2月22日

プリマヴェーラは、春を意味します。

4月を飾るのは、『プリマヴェーラ』ボッティチェリ作

ウフィツィ美術館で、はじめて『プリマヴェーラ』の前に立ったとき、あまりの画面の大きさに、
ただただ圧倒されるばかりでした。

ルネサンスの巨匠のひとり、ボッティチェリ。
本名は、

アレッサンドロ・ディ・マリアーノフィリペーピ…。

誰…?
て感じですよね。

恰幅の良かったお兄さんのあだ名
「イル・ボッティチェロ(小さな酒樽)」
の愛称から、

「ボッティチェロんとこのサンドロ」

と呼ばれてそちらが定着してしまったようです。

なんか・・・絵が全体的に青っぽい?

当時イタリアのウフィツィ美術館で見たこの作品は、経年劣化を防ぐためなのか、薄青色の透明なカバーガラスが絵の前を覆っていました。(今はどうなっているのかわからないです)
だから、作品が全体的に青っぽかった印象です。

あらためて画集を見ると。
彼の描く女性たちは、なんとなまめかしい事でしょう。
足の先、首もと、まなざし。
相手から、こんなに観察されるのを許しちゃって、いいんでしょうか。
とあれこれ妄想してしまう。

また、こんな風ににぎやかな「春」を迎えたい…。

今年の春(2021年)は、なんだか色々な意味で印象に残ってしまったけれど、
親しい人たちと集まって、春を寿ぐ日を待ち望んでいます。

ウフィツィ美術館に興味のある方はこちら
ウフィツィ美術館―フィレンツェの名画100+1

作品ウェブサイト

須藤萌子の銅版画、ドローイング作品を紹介するサイトです。
こちらもご覧ください。
https://sudohoko2016.wixsite.com/sudohoko