◆【2021・セルフインタビュー】作家が記録 4

2022年2月11日

2022年も、制作したい

これからも、様々な「間」で「ゆらぎ」続ける

-外の世界に触れる機会が減ったと思いますが、人との付き合い方に変化はありましたか

-もともと行動範囲が広くないので、実感はあまりありませんでした。
知人作家や友人とは、それぞれ得意なツールで可能な限り、声をかけ合ってきました。
離れていても、遠くで制作を続けているのを実感できる、声に出して応援できることが嬉しかったです。
ついでに「何か困っていることない?」て聞けますし。

-今後の活動の方向性がありましたら教えて下さい。

-2019年に、「版と紙のあいだ」「自分とその周りについての距離感」について考えていると言いました。
それは、今後も継続して考えていきたいところです。
新たなテーマとしては、「ゆらぎ」を加えたいです。


-今の時代、芸術の必要性を広めていくにはどうしたらよいと思いますか?

-作家個人にいくつもの役割をゆだねていくのには、限界があると思います。
今の時代に必要な作品をすぐに用意する、というスタイルで制作する作家ばかりではないはずです。
長い目で見ますとやはり、地方都市でも批評家やギャラリスト、キュレーターなどの専門職が少しでも認知されること、増えていくことが大切なのでは、と考えます。

-これからも制作は続けられそうですか?

-はい。もちろん。可能な限り、続けます。

《 おわり 》

作品ウェブサイト

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『須藤萌子 版画とドローイング』