◆名画を模写 『目覚めの1秒前にザクロのまわりを蜜蜂が飛んだことによって引き起こされた夢』サルバドール・ダリ 『ゆる模写カレンダー2021』 9月
9月を飾るのは、『目覚めの1秒前にザクロのまわりを蜜蜂が飛んだことによって引き起こされた夢』サルバドール・ダリ
ダリです。
現代に生きていたら意外と順応速そうだな、と思う巨匠のひとり。
美術の教科書や図録で作家の顔ごと記憶に刻まれた人、多いのではないでしょうか。
画集に載っている、口ひげがピーンとしている写真のダリしか知ることはできないけれど、現代に生きていても、きっと目立つ存在だったに違いありません。
描く力はもちろん、自己プロデュースの力も抜群で、30代になるころにはお金に困らなかったというのだから。
そんな奇抜で俗にまみれた行為は芸術家として関心デキナイと言う人たちもいたようです。
事実、美術グループから除名されたことも。
でも、ないよりはあったほうがいいんでないの、お金。
いつの時代でも、「奇抜な」「目立つ」人間として注目される芸術家。
今なら、スマートフォンもばっちり使いこなし、TwitterやYouTubeでバズったり、炎上したりしていそうです。
タイトルが隠れるくらい帯の幅の広い本とかもだしたりして。
そしてまたひと財産築いていたと思います。
奇抜な表現は、だいたいダリがもうやってる説
絵画だけでなく、海老が持ち手の電話、女優のクチビルを象ったソファや、香水瓶、チュッパチャップスの包み紙のデザインも手掛けているダリ。
あながちわたしたちの生活とも遠い存在でもはさそうです。
アニメや漫画での時計が溶ける描写を見ると
「あ、この人ダリの作品見たことある人だよねきっと」
と想像して嬉しくなってしまうこともあります。
憶測の域を出ませんが…。
スペインのすごさを感じる
スペイン、フィゲラスにある「ダリ劇場美術館」は、行ってみたい建物のひとつです。
今から40年近く前に、あのディテールを町の中に建てちゃうのもすごいし、
晩年、その美術館の隣にダリ本人が住んでいたのもすごいし、
お墓が自分の名を冠した美術館の地下にあるのもすごいし、
その建物含めて馴染んでるスペインって、、、すごいなと思います。
須藤萌子の銅版画、ドローイング作品を紹介するサイトです。
こちらもご覧ください。
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