◆『常用国語便覧』浜島書店
【内容はふせて表紙だけ紹介するブックカバーチャレンジ】
これだけは手元に置いておきたい一冊。
今回は、わたしのなかでも珠玉の一冊、「常用国語便覧」浜島書店。
あなたは、義務教育、卒業したら使っていた教科書や便覧は捨てる?それとも、とっておく?
ほかの教科書や便覧はもう、どこへやったかわからないのに、これだけは捨てずに手元にある。
いつ、どこを開いても楽しい。
学生時代は、授業もそこそこに、季節の花や鳥、言葉や平安時代の着物の合わせや色の名前のページばかり眺めていた。
載っている資料や挿絵は日本画家さんの作品が多く、作者の名前も一緒に書かれているので、後々美術館で再会?すると「お久しぶりです!」となる。
そして在学中よりも、むしろ社会人になって国語便覧にお世話になることが多かった。
(常用ってそういうこと…?)
わたしがよく開いていたページは、授業中使われることがなかった「手紙の書き方」。
友人同士で自由に書くときはあまり必要がないかもしれないけれど、目上の方へ書く手紙には添えたい季節の挨拶や、行の使い方などは国語便覧に助けられた。
マナー本みたいなものなのかもしれない。
自分の言葉でよどみなく話せたり、紙に書ける日はまだまだ遠そう。
『常用国語便覧』は、きれいだなあ、と思う季節や、それを言い表す言葉を探すことがでる。
どうしても手元に残しておきたい1冊。
『常用国語便覧』
浜島書店
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表紙の絵は異なります。
常用国語便覧 2019年度版
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