◆版画用紙「ハーネミューレ紙」 表と裏との闘い
紙に、表と裏があると意識したのはいつからだろう。
おそらく小学生時代、書道の授業時間だったと思う。
先生が、白い色の練習用の紙と、生成り色の本番用紙を生徒たちにわ ...
◆『川本喜八郎 人形ーこの命あるもの』 別冊太陽
小さい頃、食い入るように見ていたテレビがある。
人形劇『三国志』だ。
それがきっかけで、立派な三国志マニアに…とはならなかった。
た ...
◆猫とわたし オンライン展覧会「版と装いⅡ」
現在、ホームページ上でオンライン展覧会「版と装いⅡ」を開催中です。
ファッションコルセット作家、kurue_mh氏とのコラボ企画で、須藤の銅版画にビーズや刺繍、リボンを施した作品が約20点ほど並んで ...
◆しごと初め 銅版画ワークショップに向けた準備
さて、作業室もそろそろ温めていかないとなりません。
自分の個展と、ワークショップに使う、銅版の下準備をしました。
下準備が8割と言っても過言ではないでしょう。
◆『理性の眠りは怪物を生む』フランシスコ・デ・ゴヤによる銅版画作品
『理性の眠りは怪物を生む』は、スペインの画家であるフランシスコ・デ・ゴヤによる銅版画作品のタイトル。
1797年から1799年の間に銅版画で制作された風刺画集『Los Capric ...
◆板谷波山の夢みたものー〈至福〉の近代日本陶芸ー
当時の図録。柔らかな色と線が印象的。
2014年に出光美術館でひらかれた陶芸展のはなし。
『没後50年・大回顧 板谷波山の夢みたものー〈至福〉の近代日本陶芸ー』
実はこれ、最初から行 ...
◆師匠との3年間 その3『手』
師匠の家には、いろいろなモノがあった。
木、ガラス、陶器、金属、石、紙、布、…材質はさまざまで、ひとつのジャンルにおさまらないモノたちだ。
雑貨ともいえるし、骨董ともいえ ...
◆師匠との3年間 その2「気が楽になった話」
「どう思う?」と、聞かれて素直に答えられないときがある。
間違っていたり、相手の気分を損ねたりすると恥ずかしいし、取り繕うのが、また面倒くさい。
師匠との会話で最初一番 ...
◆師匠との3年間 その1『あいうえお』
慣れない仕事や人間関係に摩耗していくばかりの日々。
久しぶりに会った知人が、私の顔を見るなり、時間を作ってうちへ来いという。
半ば強引 ...
◆師匠との3年間 はじまり
非常勤務職員として地方の市立文化施設に務めたことがある。
専門職での3年間、あっという間の出来事だった。
正直、「文化施設で働いていた」と履歴にするのは忍びないくらいだ。
非常職員というと、正規の職員の方よ ...