◆色の名は 「絵の具の色」
その名前を声に出して読んでみると楽しい
小学生から中学生時代。
「あか」「しろ」「きいろ」から急にカタカナで「みどり」が
!!! ビリジャン !!!
になったときの衝撃を忘れられない。
深緑ーふかみどり、だけでも語感が気持ちいいのに、「ビリジャン(ビリジアン・グリーン)」である。
シビれた!
「きいろ」がイエローになっただけでも不敵な感じがする。
「レモンイエロー」が出てきてイエローの隣にすまして並んだときには、最高にクールな感じがした。
高校時代は美術科の油彩画専攻だったので、新たに出会う色の名前にドキドキする機会が増えた。
ぱきっと強い赤がカドニウムレッド
しっとりした黄土色がイエローオーカー
影に入れたいこげ茶はバーントアンバー
マットな黒はランプブラック
深い青のウルトラマリン
白と混ぜれば違う顔を見せるイタリアンピンク
百貨店の2Fにあった画材屋さん。
学校帰りに、クサカベやホルベイン絵具の陳列棚を見て、基礎の絵具セットから好きな色をちょっとずつ買い足すのが楽しかった。
専攻のクラスメイトが、どんな色を使っているのか興味津々だった。
そのなかのひとりが買い足した青い絵の具の名前が、最高にかっこよかったのを覚えている。
彼は、絵具のチューブを手に取りこちらに向け、こういったのである。
!!! ハイドレンジアブルー !!!
まるで戦隊モノのような名前(?)の響きにシビれてしまった。
そのため、彼がキャンバス上に描いたその色を全く覚えていない。
だいぶ後になって、ハイドレンジア=hydrangea(紫陽花)だと知った。
それにしても「ハイドレンジアブルー」。
拳を高く、唱えたくなる。
あの画材屋は今…
今でも画材屋さんへ行くと、油絵具の棚をながめてムフムフしてしまう。
最近はインターネットで注文することが多くなってしまった。
けれど、なるべく地元の画材屋さんで購入したり、取り寄せの注文をしたりしている。
静岡市内だと、フランドルさん。
浜松市内だと、松屋星輝堂さん。彩画堂さん。清水画装さん。…
学生時代、キャンバスロールを抱えて3Fまで階段をのぼっていく松屋さんをみると、他の授業中なのにそわそわしたものだ。
学生時代、あんなにお世話になった画材屋さんは、今どうしているのだろう。
できることなら続いていてほしいし、地元のつくり手たちで応援していきたい。
絵具を買うなら、まずは基本の12色セットから。
そんなにたくさん絵具使わないよ~、いろんな色使いたいよ~という方は、10Ml(4号サイズ)で24色だと気分、アガるかも。
※以下のリンクではハイドレンジアブルーは探せませんでした(ゴメンナサイ)
自分好みに絵の具をカスタマイズしてそろえる方はここで読了してください。
◆お求めは以下のリンクから
ホルベイン 油絵具 Hセット H905 20ml(6号) 000905
◆溶き油・テレピンなど
ホルベイン 画用液 リンシードオイル O402 200ml 005402
ホルベイン 画用液 オドレスペトロール O440 200ml 005440
◆絵筆(しなりや持ち手の長さなど好みや画風によって千差万別。できれば画材屋さんへいってみて。)
アルテージュ 筆セット(SC)豚毛エコノミータイプ 180399
◆学校で、まとめて初心者セットで買うアレ
クサカベ 油絵具一式 木箱セット OW
須藤萌子の銅版画、ドローイング作品、ワークショップイベントを紹介するサイトです。
こちらもご覧ください。
https://sudohoko2016.wixsite.com/sudohoko
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